2010年12月22日(水)は,一年で最も夜が長くなる日の冬至(とうじ)だ. は植物が枯れ,動物は冬眠してしまうなど食料が手に入りにくくなる. そのため,昔は死に一番近い日ともいわれていた.
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かつては,太陽に一番遠い冬至を新年の起点(中国の太陰暦)とし,この日を境に昼間の時間が長くなってゆくことから祝宴をしていた. 近代歴になったいまでも,この日にゆず湯カボチャを食べる習慣は今でも残っている.
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長期保存ができるカボチャを大切に保存しておき,冬至(新年)に食べていた. 特に,昔は野菜が手に入りにくくなるには,ビタミンB1不足で脚気(かっけ)になることも多かった. 脚気とは,心不全(むくみ)や末梢神経障害(しびれ)などの病気の総称名だ. カボチャには,脚気予防のビタミンB以外にも,免疫力の向上ビタミンC,高血圧を防ぐ働きがあるカリウム,消化器官の働きを活発にする食物繊維などバランス良く含んでいる.
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また,秋からに収穫できるゆず(柚子)には,血行を促進や鎮痛作用のある成分が含まれている. さらに,ビタミンCも豊富なため,ゆず湯につかり体全体から吸収することで免疫力が向上し,風邪をひきにくくする.