JR京葉線は,東京駅から蘇我駅間の東京湾岸沿いを走る路線だ. そのJR京葉線が,全線開通20周年を迎えた.

HD動画:[2010-03-10]JR京葉線の新型通勤電車(E233系)

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そのJR京葉線に,中央快速線京浜東北線で導入されている,新型 E233系(10両編成)が2010年7月1日から導入された. 今回は,ピッカピッカの新車だ.
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主な特徴としては,電気機器や保安装置など主要機器を二重化し,車両故障による輸送障害の低減を図っている. 1つの機能が故障しても通常走行できるのだ. パンタグラフも,4両編成時も2台搭載している. ホームとの段差も 80mm から 30mm に低下させ,高齢者身障者などへの配慮したユニバーサルデザイン車両となっている. 優先席エリアもわかりやすくなった. また,優先席の荷棚のも 105mm 低下させ,吊手の高さも 50mm 低下. また,吊手の形状は,つかみやすい握り棒に変更した. 吊手は,抗菌対応となっている.
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従来車体(E201系が2800mm)よりも 150mm 広い 2950mm 拡幅車体になり,車内混雑緩和が図られる. 車内温度調整は全自動空調となり,きめ細かな調整ができるようになった. さらに空気清浄機も付いている. 1人あたりの座席幅も,436mm から 460mm 幅に広くなった.
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高速通信サービスの UQ WiMAX を活用した情報案内装置(デジタルサイネージ)を各ドア上に設置し,運行情報動画ニュースなどを表示する.中央線の車両では,ミリ波通信や無線LAN通信を利用してデータを更新していた. ディスプレィは,ワイド液晶2画面となり,運行情報などの表示と,ニュースや CM の同時表示ができる.
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